「このブタ、わるいのなんのって もう とんでもない わるブタ だったんです。」
今朝読んでから、もうこのフレーズがずっと頭の中をループ。フレーズにのせて言うならば、
「この本、おもしろいのなんのって もう とんでもない おもしろ本だったんです。」
図書館で背表紙タイトルを見つけて、思わず手に取って、さっそくその場で読んだら、おもしろいのなんのって。
ストーリーは、誰もが知る「3びきのこぶた」の、オオカミとこぶたが反対になったお話です。
3匹のかわいいオオカミがとんでもないわるブタにお家を次々に壊されてしまいます。
そして、このわるブタが本当に悪くて、繊細な絵からその悪さがひしひしと伝わってきます。
また、文の軽快さと繰り返しのリズムが良くて、わるブタを読み手が心から憎たらしく思っているがごとく、読んでしまうのも、こどもが楽しめるポイントになっているような気がします。
3匹のこぶたが好きなお子さんはもちろん、
おおきなかぶやももたろうなど昔話が好きな子も、
きっと楽しめるのではないかなと思います。
こわくないオオカミと出会いたい子にもぜひ。