私が昔から安房直子が好きなので、絵本を見つけるとつい借りてしまいます。
動物でも人間でも一度入ったら出てきたものはないなという声の森。
おんどりが「夢と冒険がひそんでいるような気がして」行ってしまいます。おんどりを追いかけるつぼみちゃん。
憧れ、夢、冒険心、欲に突き動かされるというのが安房直子作品の一つの特徴かもしれません。
危険な場所に行った場合、「初雪のふる日」などおばあちゃんからの言い伝えが役に立つことが多いように思っていのですが、今回はお母さんの子守唄がキーワードになっているのですね。
現実の世界と違う不思議な世界が身近に感じられるお話だと思います。