代表作「急行 北極号」や「ジュマンジ」とはまた違ったテイストの
イラストが楽しめる、C.V.オールズバーグの作品です。
ついつい手にとってしまいたくなるユニークなタイトルは、
村上春樹さんが原題「TWO BAD ANTS」を訳されたもの。
きらきら光る”クリスタル”を抱えて巣に戻ってきた1匹の探しアリ。
女王アリは大喜びでクリスタルを食べ、もっと食べたいと言いました。
クリスタルを求め、アリたちの長く危険な旅がはじまります。
でも、ついつい欲を出しすぎたばかりに他の仲間たちよりはるかに
危険な目にあってしまう2匹のアリが!
次から次に災難にみまわれるアリ、ちょっとかわいそうなのですが
くすっと笑ってしまいたくもなります。
人間の世界をアリの視点で見た描写が楽しいです。
小さなお子様にはちょっと難しいかもしれませんが、アリが出会う
不思議なものたちの正体は何か、親子でなぞなぞしながら読んでみては?