自分がよい天使にはなれないだろうと思って、天使の学校をぬけだしてしまう
天使の話です。天使と人の違いは、彼女にとっては、翼なのかな? その翼を
誰かにあげてしまおうと思って、色々な人や動物に声を掛けるけれど、断られ
ぱっな
しの“てんしちゃん”。 でも、その代わりに、声を掛けた人や動物たちが欲
しいというものをあげていきます。そして.... という話でした。
欲しい物をあげると言う時点で、もう既に立派な天使の素質を発揮しているてん
しちゃん。気付いていないのは自分だけなのかな?
自信がなくて出て行ってしまうところが、何故だかとても共感をもてました。
この絵本は、石井睦美さんと南塚直子さんの絵は雰囲気がすごく似ているなと
いつも思っていて、しかも互いに絵・文が逆の立場のコンビネーション
もよく
あって不思議だなぁと思って調べていて、見つけました。
やっぱり、女の子の絵や雰囲気が似ていますよね。
きっとこのお二人は、お互いに絵を安心して任せられる関係なのかな?