表紙を見て楽しい本だと思ったらしい息子が借りてきました。カラフルな色使いが目引きます。私だったらこの色使いの本は選ばなかったかも。
いたずらかいじゅうビリーの誕生日。ビリーは、プレゼントの品物を誰にも触らせてあげません。だから必然的にひとりぼっち。見ていてこういうことってありそうと思いました。
子どもってプレゼントを見せびらかしたい気持ちがある反面、新しいうちは誰にも触らせたくないもの。でも一人ぼっちはつまらない。子どもなりの葛藤ありますよね。
繰り返し使われる「だって、きょうはぼくのたんじょうびだもん」が効果的に使われているし、最初の言葉と最後の言葉では同じ言葉でも意味合いが違ってくるのに、子ども気持ちの変化が感じられました。
「いたずらかいじゅう」って、子どものうちはみんなそういう要素持っているのじゃなかいな。ビリーの気持ちは子どもにとってよく理解できるのではないかと思いました。