日々やることに追われている忙しいママに
響くストーリーだと思います。
あれもこれもやらなきゃという時の
「ママ、遊んで―!」は断る言葉にも、ついイライラが出て
ママも口調を強くしてしまいますよね。
子どもは悪くないのに。
何もしないと叱咤してしまった後
ブルンミは本当は手伝ってくれていたんだと気づくアンニパンニ。
悲しくて返事もしなくなったブルンミを見つけた
アンニパンニはそっと抱きしめて
謝り、手伝ってくれたことへの感謝のことばをかけます。
このシリーズの絵本はどれも可愛い、洗練された絵の連続なのですが
このページの二人のすがた、特にぐっときます、素敵です。
十分に構えなくてごめんね、
わかってあげられなくてごめんね。
ありがとう。
思わずじぶんたち親子に重ねてしまい、
読んだ後は思わずわが子をぎゅっとしてあげたくなります。
育児に家事に仕事に
ちょっと疲れてしまっている時
肩の力を抜いて、優しい気持ちで子どもを見直せる絵本だと思います。