子どもの「おはなしよんで」は、かまってほしい、の合図。
わかってはいるものの、つい家事や日々の雑務に追われ、口にしてしまう「あとでね」の一言。
アンニパンニとブルンミのやり取りが、忙しくて余裕がない時の自分と娘の姿と重なり、親子で共感しながら読みました。
忙しいアンニパンニの姿を見て、少しでも手助けしようと頑張る健気なブルンミの姿には心打たれるものがあります。
常に「今」を生きている子どもにとって、「待つ」という行為は大人が想像している以上に大変なこと。
それでも、スローペースな私はいつも娘を待たせてばかり。
この絵本を読み、改めて日頃の自分の姿を振り返り、反省した次第です。
そんな私たち親子にとって、家事の合間や夜寝る前の絵本タイムは貴重なひととき。
疲れているときやちょっとイライラしているときも、娘と一緒におはなしの世界を楽しむことで自然と穏やかな気持ちに。
ひらがなが読めるようになり、少しずつ自分で読むことも増えてきた娘。
最近は私に読み聞かせをしてくれることも。
この絵本を読み、これからもブルンミとアンニパンニのように親子の読書タイムを大切にしていきたいなと感じました。
多くのママさん方に読んで頂きたい一冊です。