優しいふんわりタッチの絵の表紙だなと思いましたが、
内容は深く、読む人によっていろいろな印象を与えるなと思います。
最初はトゲの無いサボテンだったけど、いろいろ傷つけられてトゲが
ささってしまします。
トゲを投げ返すこともできたけどしなかった。
いつしか痛みにもなれて自分の涙をためて砂漠でもいきられるようになった。
最後にはきれいな花を咲かせて、たくさんの仲間ができた。
子どもから大人までいろいろな出来事にあてはめて考えさせられます。
入学や新生活を始める方へのプレゼントにいいんじゃないでしょうか。
絵本って短い言葉と絵の中にものすごいメッセージを秘めていると思います。
ちょっと困ったとき、苦しいときになぐさめてくれ、元気をくれ、明日への第一歩を踏めると思います。
私は、サボテンがトゲを投げ返さなかったところが好きです。トゲがささったから誰かに投げても、また誰かにトゲがささってしまうだけですもんね。
トゲも経験として自分の中に取り込んで、きれいな花を咲かせて成長したのではないかと思います。