4歳の娘と読みました。
お誕生日ケーキ目当てでこの絵本を手にとった娘でしたが、
おめあてのケーキはどんくまさんのとんだ勘違いで、
しょっぱなから、ビショビショ。
あ〜あ・・・やっちゃった。
でもちょっと待って。
どんくまさん、お誕生日ケーキを知らないってことは、
もしかして今まで、お祝いをしてもらったこがないということ?
その後出てくる回想シーンから、
楽しかった子ども時代(ってことは今はオトナ?)や、
お母さんがいたらしいことは分かるのですが、
この絵本の冒頭では一人ぼっちだったし、
なんだかどんくまさんのことが、とっても心配になってきます。
でも、冬眠から目覚めたどんくまさんを待ってた暖かい展開に、
心からホッとした私と娘でした。
表紙の裏には、作者の柿本さんのお誕生日の
ほんわかしたエピソードも紹介されていて、
まさに生誕100周年に出会い、読むことができたというご縁に、
とっても感謝の一冊です。