家の中が険悪な雰囲気になったので、きょうだい揃って家出します。文章だけ読むと、何人きょうだいとは書かれていませんが、絵の中で4人描かれているのは、きっと、絵本の絵を描かれたドリス・バーンさんに4人の子どもさんがいらっしゃるからでしょう。
こういう家族の危機の時に、結束を固められるきょうだいって良いですね。それに、ツリーハウス、いかだのおうち、洞窟、浜辺と、身近にちょっと避難できる お気に入りの場所がいくつかあるのも羨ましい。楽しい家出場所に、この絵本を読んでいる子どもたちは、わくわくした気分を味わうでしょう。
家出と言いつつ、それは実は、外遊び。たっぷり堪能して帰った頃には、パパとママも仲直りしていて良かった!
気分転換したり、頭を冷やす場所を、私もみつけようっと。
***
リズム感のある詩のような文章ですが、私は「・・・きんいろした おちば」という言葉にどうも馴染めなくて、そこにくるとひっかかりを感じてしまい、ちょっと残念です。