成長によって体の形状が変わるものがでてきます。卵→ヒヨコ→ニワトリ、オタマジャクシ→カエル、タネ→花・・・という具合。穴あきしかけ絵本で凝った作りの絵本です。
そして、「ことば」が「おはなし」に、「えのぐ」が「え」になるということに繋げられています。さらにそこから、「おはなし」と「え」で絵本ができると言いたいのかな? 「卵→ヒヨコ→ニワトリ」 から一歩進んだユニークさはありますが、子どもにはわかりにくい結末だと思います。
さらに、ニワトリが先か、卵が先かという人類の永遠のテーマ?にも触れられていて、私の頭の中は混乱・・!!一見シンプルな絵本ですが、内容は凝りすぎているように思いました。
2008年、コールデコット賞候補作だそうです。