人間が最も傲慢になるのは「自分が一番正しい」と思う時だそうです。
私が見ている世界が一番きれいで、正しい。
他の見え方があるなんて想像できない。
そんな狭い考え、ちょっと待った!!
こう声をかけてくれるのが、この絵本。
ページをめくると驚きの連続です。
この動物やあの虫の目に、世界はこんなふうに映っているんだ!
別の色だったり、ぼやけていたり、そもそも見える範囲が違ったりするけれど、どの見え方も面白くて新鮮。
生き物は皆、自分の目に映る世界を一生懸命生きているんだね。
こう思える子供や大人がもっと増えたらいいな。
そうすれば、今よりずっと優しい社会になる。
近眼の猫を飼っている、これまたド近眼の私はそう確信するのです。