『てぶくろ』といえば、ウクライナ民話のてぶくろを思い出します。あの落とし物の手袋にあり得ないくらいの動物たちが入って暖まるお話。
そして『てぶくろをかいに』。きつねのお母さんが最後に言う台詞が何とも意味深でした。
このお話はうさぎ。 いもとようこさんらしいとてもかわいらしい絵で表現された、ひとつ手袋があれば、みんな輪になると手も心も暖かいというお話ですね。最初、どんどんつなげて横に広がり過ぎるとどうなるのだろうと心配で読み続けたら、輪になるってところがよかったです。
みんな、特におばあちゃんの嬉しそうな顔が印象的でした。