白いワンピースを着たりすの表紙にひかれて手にとりました。
りすとありとぞうが一緒に暮らしているお話です。
想像できますか?
洞穴に住んでいましたが、リスはちょうどいい大きさと思い、
ぞうは少し狭いと思い、アリは広すぎると感じていました。
すべてがこんな感じで、食事にしても、ピクニックへ行っても・・・
いつもみんなが満足できる状況にはなりません。
ある日別のリスが「なんであの2人と暮らしているの?」と聞きますが
リスは「あの2人が好きなの」と答えます。
ああ・・・すきっていう気持ちがいちばんだよねぇ、シンプルな答えに少し感動を覚えつつ
話の転機にドキッとして、これから何が起こるのか・・・ページをめくりました。
リスは切り株の上で昼寝をしている時に狩人につかまって連れてかれてしまいます。
金網で出来た籠に入れられてしまったのです。
そこへありが着て・・・ぞうが助けにきます。
小さすぎるありと大きいぞうの特性を生かしてリスを助けます。
「3人は前よりもずっと楽しく暮らしました」としめくくります。
この一説がとても好きです。
家族はこうありたいな、と思いました。
もうすぐ5歳の子は静かに聞き入っていました。
なにか感じてくれたらいいな。
もうすぐ3歳の子には長く難しかったようです。
もう少し大きくなった時にまた読んであげたい、なんどでも読んであげたいと思う本です。