著者は昔話の研究者で、とても正確に昔話を再現しているとかで楽しみに読みはじめました。
母の目を治すため仙人にその方法を聞きにいくのですが、道中世話になった人たちや大蛇にそれぞれ仙人に聞いてほしいと頼み事をされます。快く引き受けるも、苦労して行き着いた仙人に、3つしか教えないと言われます。なんて意地悪な仙人なのでしょう!!
そしてそんな究極な選択、もっと悩んで欲しかったのに、意外とあっさり本来の自分の頼みを後回しにしてしまいます。お母さんが待っているのに・・・
でも、このあたりからもしや、まわりまわって皆ハッピーエンドになるのではと想像しましたが、あまりにも皆うまくいきすぎ、良かったと思う反面、こうもうまく行くと少し物足りなく思う自分もいました。