今まで読んできた林木林さんの作品とはまた違った味わいのある作品でした。
うまく言えませんが、一本のろうそくと一人の人間の一生を一緒に描いていくことで、
モノを照らすだけではない「あかり」の役割がとても自然に見えてきました。
1つ1つの言葉は優しく心地よかったです。
岡田千晶さんの絵も素敵でした。
とても素敵な作品ですが、主役が「ろうそく」なためか、作品全体の背景が暗いです。
ですから、広い場所、大勢いるところで読み聞かせに使うには遠目がききません。
子どもたちに紹介するなら、テーマを決めてブックトークで紹介するといいかもしれません。
小学校高学年くらいのお子さんたちからお薦めです。