久しぶりに晴れたので へびくんはおさんぽに出かけました。すると大きな水たまりが。
へへーん、ぼくは水たまりなんて へっちゃらだもんね。渡ろうとしたへびくんを呼び止める声がしました。
「すみません、渡らせてください」「いいよ」
二つ返事で返したへびくんでしたが。
へびくんったら力いっぱい善行をして、自分で「えらいえらい」なんて言ってしまうし、ラストは思わず吹きだしちゃう。そりゃなぁ へびだからなぁ、そう言わずにはおれない展開がとってもユーモラス。親子で楽しめる1冊です。
2歳前だった娘は、ラストのへびくんを見て喜んでいました。親子3人が揃って気に入った本です。
へびくんの優しさが説教くささを感じずに さりげなく描かれています。その さりげなさが秀逸。人に優しくすることを、こんな風に自然に教えてあげられたら素敵ですね。