子どもの頃「ヘレンケラー」や「キューリー夫人」「坂本竜馬」など過去の偉人たちの伝記物語を読むのにハマったことがあります。
この作品は、今の音楽業界で活躍する何人かのアーティストにスポットライトを当てて、スタートとして駆け上がってきたその道筋をライターとして彼らを追ってきた著者がまとめた現代の伝記っぽいリポート記でした。
この作品は「ケミストリーの伝説(特集)」。
児童書として出ているので、文章は読みやすく、行間も多く、小学校中学年くらいからでも十分読める内容でした。
個人的に「ケミストリー」は今どきの(顔)で売っているだけの歌手(デュオ)だと思っていたのですが、
この本を読むと彼らは彼らで、「歌が好き」「歌の世界で生きていきたい」という彼らの想いがよく伝わってきました。
著者が温かいまなざしでこのデュオの成長を見守っているのか、
この本を読んでいると、ケミストリーにとても好感が持てます。
子どもたちに読みやすい内容なので、特に音楽業界に興味のあるお子さんたちにはお薦めです。