韓国の絵本10選というシリーズのようです。
なかなかユニークな物語でした。ラストに思っていた通り、鼻持ちならない「蚊」が、あまりいい気になっていたため、ついに自滅してしまうところが、儒教の国のお話!って、感じがしました。
イ・オクベのイラストがとても凝っていて、素敵でした。
このお話では牛が、蚊やハエにとっては怖い存在のはずなのに、描かれているイラストの牛のつぶらな瞳が、とてもかわいくて、どちらかというと、私個人は牛サイドから物語を見てしまいました。
ハッキリしていて見やすい絵本なので、お話会でもお薦めできます。ただ、意外と文章が長いので、あまり低学年のお子さんでは飽きてしまうかもしれません。