冬から春になろうとする、寒〜い時、梅の花が咲きます。そのあと実がなって、梅雨の頃、実が大きくなります。爽やかな緑色。その実を梅干しにするのです。
その一連の流れがわらべ歌のような文章で綴られています。絵は温かく、顔のついている梅の実がとっても可愛い!そして、梅の実の表情が変わっていくところが面白いです。
食卓の主役ではないけれど、いつもそばにいて日本人の食生活と健康を支えているかしこい梅干しさん。梅干しってこんな風につくるんだ、へぇー 種の中には天神様がいるの?・・・といろんな発見のある絵本です。酸っぱい梅干しが苦手な子どもさんも、梅干しに親近感を持つのではないかしら?
ちなみに我が家では、梅をハチミツにつけて「梅ハチ」に。エキスを水で薄めて飲んで、暑い夏を乗り切ります♪