息子が3〜5才のとき、気に入って繰り返し読みました。
子どもが楽しいのは言うまでもない絵本なのですが、
何だか大人である私も考えさせられた絵本でした。
アベコベさん一家の、
自分たちがおかしいとはまったく思っていない様子に、
私は、どうしても価値観の合わない友人を重ねました。
世の中、私自身も含め、みんな自分が正しいと思っている。
互いが相手の考え方がおかしいを主張しても、
絶対に相容れないこともあって、
この人はこういう考え方なんだと受け入れないと、
絶対に共存できないのです。
息子には、
世の中、いろんな考え方の人がいて、
自分と違う考え方だからといって、
自分の考えを押し付けたりせず、
それなりに付き合っていかないといけないんだよってことが
伝わればいいなと思います。