実りの季節にふさわしい、美しい絵本です。スェーデンのウプサラという所へ行った時、若い女性がパーティに行くのでしょうか、色とりどりの花で編んだ冠をかぶって歩いているのを見たことがありますが、それはそれは美しかったです。この絵本にもあの女性のような花々が登場します。ラッセのボール探しのお話しなのに、花達の姿を眺めてしまいました。異彩をはなっているのはキャベツふじん。確かにキャベツはバラの花ににています。憎めないキャラクターです。最後のページは絵がありませんが、ベスコフはどのように表現したかったのか、興味を持ちました。
途中に結構長いうたがでてきますが、この部分歌とするのはむずかしく実際に読み聞かせ出来るまでには時間がかかりそうです。ベスコフの絵本を保育に取り入れている、シュタイナー幼稚園の先生方なら無理なく自然に歌われるのだろうなぁ〜と思いました。