ラッセという男の子のもとに ちょっとオチャメな妖精(?)の“くがつちゃん”がやってきて ラッセのボールをうばってしまいます。
ふたりのやりとりからラッセの庭のなかにある様々な果物や
花、野菜などの精たちが出てきて賑やか。
ラッセはたちまち楽しい気持ちになります。
それぞれの精たちが“あかすぐりのおじょうさん”とか“りんごふじん”なんてネーミングも面白いし とてもカラフルで
実り豊かな秋の始まりを教えてくれるようないい絵本ですね。
こんなラッセの庭みたいなお家に住めたら
いいだろうなぁなんて思いながら読みました。
“りんごのうた”“いちごのこもりうた”などの詩が
言葉の美しさを感じます。
4歳の娘にはちょっと難しかったみたいだけど
大人の私にはしっとりと感じ入る絵本だなぁと思います。
秋に読むともっと雰囲気が出るかなとも思います。