初出では、「コロッケ ころころ」の題名だったようですが、
なるほど、この題名もなかなかのものです。
出来立てで人気のコロッケで有名なコロッケ屋さんから逃げ出したコロッケ。
あちこちに出没する訳ですね。
そう、案外風景に同化してしまうお姿、さながら、探し物クイズですね。
思わず真剣に探してしまいます。
民話の『おだんごぱん』や『パンはころころ』、『ころころパンケーキ』などが
モチーフかな、と思いきや、このコロッケは、思いついたところに自由気ままに出かけるのです。
ラストでは、とんでもないところにまで!
確かに、その気持ち、わかりますが。
ここまで来ると、あっぱれです。