新刊
あっぱれ!われらのてんぐさま

あっぱれ!われらのてんぐさま(フレーベル館)

ある日、てんぐさまの自慢の鼻におできができて…?

  • 笑える
  • 盛り上がる
話題
うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜

うごく! しゃべる! ぬりえーしょん 恐竜 (小学館集英社プロダクション)

お子さまの塗ったぬりえが、アニメーションになる!フランス生まれの画期的なぬりえシリーズ!

  • かわいい
  • 盛り上がる

おんなのしろいあし」 夏の雨さんの声

おんなのしろいあし 作:岩井 志麻子
絵:寺門 孝之
編:東 雅夫
出版社:岩崎書店 岩崎書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2014年08月
ISBN:9784265079575
評価スコア 4.14
評価ランキング 26,121
みんなの声 総数 6
  • この絵本のレビューを書く
  • 幽霊は女性詞?

     フランス語には男性詞女性詞があると聞いたことがあります。だとしたら、幽霊はさしずめ女性詞でしょうね。ちがうかしら。
     幽霊って青白く細面の美人が似合う。髪なんか長く垂らして、細い手首から手のひらをそっと差し出して、「うらましや〜」でないといけない。
     これが男性だと、大きな体で筋肉隆々太い声で「うらめしいぞ」なんて言われても、それはそれで怖いけれど、怖さの質が違う。
     怪談噺では断然女性だ。

     そもそも幽霊にが足がないというのがお決まりであるが、岩井志麻子さんが書いた「怪談えほん」は、女の白い足が怖さの源なので、そう言われてみれば、少年と呼ばれる年頃の男の子にとっては「女の白い足」はどきどきの対象であるに違いない。
     つまり、岩井志麻子さんが書いた「怪談」話は、官能に満ちたお話になっている。
     そういう話を絵本にしてもいいのかと思ってしまうが、岩井志麻子さんの作品群を見ていくと、彼女にそういう「怪談」を書かそうという意図が編集の東雅夫さんにはあったのかもしれない。

     そして、岩井志麻子さんが描いた官能を見事に絵にしたのが寺門孝之さん。
     ラスト近く、ベッドで眠る少年の身体に「女の白い足」がチョコチョコといたずらしている図なんて、官能×官能みたいになっている。
     でも、そんな風に読んでしまうのは、少年をとっくに過ぎてしまったからで、本当の少年ならただ怖い絵本と思うだけのような気もするが、どうだろうか。

    投稿日:2017/07/30

    参考になりました
    感謝
    0

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

さらに「おんなのしろいあし」のみんなの声を見る

「おんなのしろいあし」にみんなの声を投稿された方は、こんな絵本にも投稿しています

いないいないばあ / ぐりとぐら / はらぺこあおむし / だるまさんが / きんぎょがにげた / しろくまちゃんのほっとけーき / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん / おつきさまこんばんは / じゃあじゃあびりびり

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



2025年 今、読んでほしい!この絵本・児童書14選 レビューコンテスト

みんなの声(6人)

絵本の評価(4.14)

何歳のお子さんに読んだ?

  • 0歳 0
  • 1歳 0
  • 2歳 0
  • 3歳 0
  • 4歳 0
  • 5歳 0
  • 6歳 0
  • 7歳 0
  • 8歳 0
  • 9歳 0
  • 10歳 0
  • 11歳 0
  • 12歳〜 0
  • 大人 6

全ページためしよみ
年齢別絵本セット