なんてかっこいいのだろう。なんてしびれる生き方。そして、言葉が素晴らしい。
特に、「わたしは、だれの話にも耳を傾けるが、だれの言い分でも聞きいれるわけじゃない。話を聞くのはかまわないが、それをすべて認めちゃいけない。そんなことをしていたら、自分らしさはなくなり、相手と似たような人間になってしまうだろう。勢いこんで話してくる人を喜ばせ、それでも、決して自分を見失わずにいるには、けっこう頭を使うものだ」は、部屋の壁に貼っておきたいような私にとっての金言。
ああ、かっこいい。大人とはかくありたい。
一人の人間のできることなんて、しれていると落ち込んでしまった夜には読み返したい。
本を誰かに手渡すことに、疲れた時には、この本を思い出そう。
ああ、本っていいなあ。私も静かに闘おう。