写真絵本で親しんでいた今森光彦さん、
実はペーパーカット作家でもあったのですね。
小学校1年生の時からの切り紙の世界という事で、見事な造形です。
さまざまな蝶の羽ばたく様子を、表現しています。
市販の色画用紙をハサミ一本で切り抜いて、それを重ね合わせて作られているんですって。
重ね合わせることで、絶妙な立体感があります。
何より、あの多彩な羽の模様を再現しているのですから、びっくりです。
添えられた文章で、じっくり蝶を観察してみましょう。
ほら、奥が深いでしょう。
見る角度によって、色々な表情があるのですね。
蝶に興味がわいてきそうです。
小さい子には色の美しさを、幼稚園児以上には科学絵本としても使えそうです。