あまり出会った事のないスタイルの作品です。
作家さんが、作品の主人公ヨハンナへ語り掛けながら、時にヨハンナの声に耳を傾けながら作り上げた作品なんだな〜って、思います。
ヨハンナが電車に乗って旅をし、時に困ったことにも出会いますが、最後に素敵なめぐりあいをするというお話です。
お話の筋を楽しむというよりは、絵本作成のプロセスという舞台裏を見せてくれるようなオシャレな作品です。
私は、車窓風景として、ヨハンナのリクエストで描いた夕方のアパートの様子が好きです。
アパートのそれぞれの窓からうかがえる、それぞれの住人の様子(人生)が、そうだな〜、同じ時間みんなそれぞれ違うことをしながら過ごしているんだな〜って、しみじみ思いました。
続編があればいいなって思いました。