町田さんのオリジナルの作品です。
町田さんの絵本は、登場人物たちだけでなく、1つのページに描かれているものすべてがその世界でしっかり息づいている感じがして好きです。
例えばコイシ(このおはなしの主人公の女の子)に抱かれている猫やその周りの森の木々、小川の流れ、一つ一つに生命が宿っている感じがします。
町田さん独自のこのフィールド(こういう絵本作品のでもカメラワークというんでしょうか?)の描き方が大きいのかもしれません。
個人的にものすごくこういう描き方は好みです。
とっても素敵な作品です。
コイシと友情を深めるりゅうもかわいいです。
最後のシーンは頭の中で、子どもの頃に聞いた『まんが日本昔話』のオープニングがかかりました。
同世代の方は見たらわかると思います。
町田尚子さん。これからも活躍期待してます!