「役に立たない小石のようだ」と言われて、
コイシと呼ばれる少女。
誰かが世話をしてやれば、
少しは役立つことも出来るようになるかもしれないのに、
みんな自分のことで精一杯だから、
コイシはいつもひとりぼっち。
そんなコイシが山で出逢った龍。
コイシが孤独でなかったら、
龍のことは秘密にした方が良いという知恵があって、
龍に出逢ったことを誰かに知られるようなことはしなかったかもしれません。
でもそうはならなかったために起きた悲劇。
最後に、コイシと龍はどこかへ行ってしまうのですが、
どこへ行ってしまったのか・・・
生きているのか、死んでしまったのか。
とても深く考えさせられます。