こんな素晴らしい本を、子供の頃に与えて欲しかった。読みたかった。
今も迷走の人生を送る私の感想です。
お絵かきの好きな娘と読みました。
一人で読む分には気になりませんでしたが、子供に読むときには細かな地名や物の名前が、文章を難しくしている気がしてわずらわしく感じました。
娘は単純に、こんな暮らしをしている人々がいたのだ、と紹介絵本のように聞いたようです。面白かったとは言ってくれましたが、一人の女の子の人生というところまでは感じ入れなかったようです。
でも波とのおしゃべりや心にたまったものを吐き出すように描く絵のことは、娘と同じなので、これから先なにか思うところがたくさん出てきそうな、先の長い未来ある絵本と思います。
結婚・就職という人生の選択をする頃まで共にあるだろう絵本です。