約束はとても大切なものですよね。
それが友達との約束なら、なおさらです。
オコジョのタッチィは羊のメメールと知り合い、メメールの大事なふわふわの毛を預かることになります。
ふとしたはずみで毛の入った袋を飛ばされてしまったタッチィ。
メメールを怒らせてしまいますが…?
失敗してしまってもあきらめずに、友達との約束のために最後まで一生懸命頑張るタッチィの姿にじーんときました。
その行動の端々には、常にメメールを思いやる優しい気持ちが表れていました。
ケンカをして仲直りをした後の方が、より仲良くなれる――そんな友達関係が素敵ですね。
タッチィシリーズを読むのはこのお話が初めてでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。
広がる夏の風景が目にしみわたるような一冊です。