図書館から借りてきて、6歳と11歳の娘たちと読みました。
なおくんのお母さんは、いつもみんなが歓声をあげるような
素敵なおべんとうを作ってくれます。
明日は遠足。
でもお母さんは熱を出してしまいます。
「ちゃんとお弁当は作れるから大丈夫。まかしとき」と言うお母さん。
お母さんが無理をしてでも頑張ってお弁当を作ってくれることが
わかっているなおくんは考えます。
そこでなおくんが取った行動は…。
なおくんのお母さんを想う気持ち、そして
お父さんとお母さんがなおくんを想う気持ちも
とてもよく、痛いくらいに伝わってきて、
なおくんが自分の取った行動について説明している場面では、
なおくんと共に涙が出てきてしまいました。
なおくんの取った行動は、必ずしも正しいとは言えないかもしれないけれど、
その後のお父さんの言葉もすごいな、と思いました。
私が読みながら泣いていたとき、11歳の長女が
「お母さんが泣く気持ち、なんかわかるな」と言っていました。
くすのきさんのお話は、いつも心にグッときて、泣いてしまいます。
子供の行動を叱るだけではなく、
気持ちをくみとって、優しい気持ちや頑張ったことを認めてあげることの大切さを
再認識しました。
どちらかというと、親がグッとくる本だと思いました。