光吉夏弥さんが、猫が出てくる昔話を集められた昔話集があり、そこにこの話も載っていたという記憶です。
こみねゆらさんの美しい絵に惹かれて借りてました。
子どもたちが自分の国を奪ってしまうのではと疑心暗鬼な王様は、三人の王子に「この世でいちばんかわいい犬をさがし」てくるように命じます。
その旅の途中で三人目の王子は美しい猫に出会うのです。
猫って人間の生活に身近だし、きれいな猫って妖艶な感じがあるからでしょうか。王子と猫は恋に落ちてしまうのです。
三回の繰り返しと三人の王子、『いばらひめ』とか他のグリム童話の話の要素もいろいろと混じっていそうな話だと思いました。
長めの話だし、ロマンチックな話が好きな高学年以上の女の子にお勧めかもしれません。
お姫様ものが好きという方にもお勧めです。