毛糸玉が入り込んだ家で、シラーズは不思議な体験をしました。
おばあさんの言うことと正反対の事をして、とても清らかな女性になります。
一方欲深なナルゲスは、おばあさんの言ったとおり家や庭を滅茶苦茶にしたあげく、忠告も守らずにとても貧相な娘に成り果てます。
この話に疑問を感じたのですが、おばあさんは心とは裏腹な要望をしていた事がシラーズから聞かされ、合点がいきました。
心の声を聞くとはとても出来ないことだと感銘を受けました。
シラーズもナルゲスも変貌を描くのは難しいようですが、心の目で感じました。
イランの昔話だそうですが、余韻があって、素晴らしさを痛感しました。