イギリスで高い評価を受けている児童作家さんの作品です。
日本人の感性とは違う目線で描かれていて、面白かったです。
冒頭には主人公の家族(が住んでいた村)が津波に襲われるシーンがありました。イギリスにも津波って、普通に起きることなんだと、ちょっと驚きました。
場所的な問題もあると思いますが、この津波は物語らしく、大変な状況にはなるものの人命的な被害はなく、主人公のドキドキする活躍が映画みたいでした。
(良くも悪くも、気になるシーンでした)
本筋とはあまり関係なく、津波に被害にあって、引っ越した着た新しい村で、
新しくできた友だち「マイケル」と、マイケルと一緒に世話をすることになった馬「バン」との物語でした。
この作者は最後の最後にビックリするどんでん返しが待っています。
というか、伏線的にはよく読み返すと、「ここか!」とわかる仕掛けをするのが好きな作家らしく、私もやられました。
でも、そのやられた感が楽しいです。
最近の海外の児童書は新しい風が入って、いろいろな作風が見られて面白いです。
動物が好きな人だととっかかりが読みやすいかもしれません。