なんでしょうね、これは。
みんなみんなおにぎり型にしていく、手の大きなネコのお話です。
ネコよりも大きな動物も有無を言わさず、
おにぎり化されちゃうんですね。
みんなあつまると、おべんとう
ネコにそんな形にしてやられた上に、
なぜにそんな丁寧にみんなして箱詰めに?
ほんと笑えちゃう。
長新太さんらしい、
ビビッドな絵と超展開に相変わらず魅せられます。
かぜがそよそよと気持ちよい場所、
そこで展開されるユニークで豪快な話。
みんながそのヘンテコさを許しちゃう、
そんな風景を眺めて、
おにぎり型になった、遠いどこかに住むのかもしれない動物たちを
思わず想っていました。
色と感覚が新しい、笑ってしまう絵本です。