体育が苦手な小学生いちろうが主人公です。
そう、だから、嫌いな体育の時間が無くなるよう、雨が降るように願うのです。
そんないちろうの前に突如現れたのは、魔女の女の子。
彼女は、いちろうに赤い魔法の傘を渡して、願いをかなえてくれるのですね。
傘を開くと雨が降り、閉じると雨が止むって、素敵ですよね。
さあ、いちろうは、この傘をどう使うのでしょうか?
そうそう、魔法って、けっこうやっかいなもの。
いちろうも、罪悪感に悩んだりするのですね。
雨の中繰り広げられる光景もスリリングです。
何とか収拾がついて一件落着ですが、いちろうにも変化があるのですね。
一つ壁を乗り越えたのでしょうか、ラストで見せるいちろうの表情が素敵です。
余韻を残すラストが清々しかったです。
やや長いお話ですが、もちろん、小学校で読みます。