人知の及ばぬ天災で、尊い大切な命を失う悲しみだけでも耐えられないのに、人は何をしているのでしょう。
今この瞬間に、銃を手にしている子どもたちがいる現実。
家族を日常を失ってしまった子どものいる現実。
屍となって、地面にたたきつけられている子どもがいる現実。
母親は、命を授かり、産み落とし、その子の行く末に幸を″と願わずにはいられません。
身ごもった母親が、産む前から、もろ手を挙げて子どもを心待ちにできない社会は、とても悲しい。
この世は、たくさんの希望と愛と信頼という目には見えないけれども素晴らしいもので満ち溢れているはずなのに。
それを享受できる権利が、すべての子どもたちにあるはずなのに。
この世に出で、何も知らず、何も得ず、、この世から去っていく小さな命たちのいる現実を無念に思い苦しくなります。
何もいりません。
ただ、今、世界中で生きている子どもたちが、等しく絵本を広げ、両足を投げ出し、穏やかな気持ちで素敵な時間を過ごせる時″を大人たちは、与えてやる努力をしていきましょう。
母親のみならず、大人の方々へ薦めていきたいと思う作品でした。