自分にはなんにもできないと悩んでいるとり。頑張ってはみるが、兄弟たちと比べて失敗ばかり。そんななか困っている花に出会って・・・。
ラストは言葉を失いました。切なく苦しくなりました。なんにもできなくたっていいのに。存在自体が大切なのに。
絵がほんわかしていてとても美しいです。一ページ一ページがアート作品のようです。かわいらしい鳥が主人公なので、子どもも好きなようです。どういうふうにこの本を受け取っているのかはわかりませんが・・・。まだ深くはわかっていないかな。
自分が生きていることに意味はあるのかな、自分は誰かに認められているのかな。そんな不安を持ったことは一度はあると思うのですが、そんなときに読んで、いろいろ自分なりに考えたい本です。