作者は元アナウンサーの楠田枝里子さんです。
エッセイなども書かれているので、文章はまとまっていて、表現も面白く楽しく読めました。
作品が面白かったのは、絵の担当が飯野和好さんだったというのも大きいかもしれません。
小学校の中学年くらいの男の子たちらしい友情も見えたし、
意地の張り合いで、モノを数えていくという流れもよかったです。
この作品は、数字的に数を覚えるための「かぞえる」話というより、
モノを「量る」ために必要な単位として、いろいろな「数」があるんだ。と描かれていて、それがものすごくわかりやすく伝わってきました。
絵も文字もはっきりしていて、理解しやすいので、読み聞かせにも使えそうです。
アイスクリームをたくさん食べるシーンなどとても暑い夏の時期が舞台なので、読むのは夏がよさそうです。