小学生の読書感想文コンクール課題図書ですが、大人が読んでも十分に感動できる名作です。
主人公のオーガストはスターウォーズが大好きで、ダメダメグレックを愛読している、まさに「今」この同じ時代を生きている少年であるところが、物語の世界をぐっと身近にしてくれます。
お話は、1つの出来事が1章はオーガストからの目線で、2章は姉のベラからの目線、3章は友達のサマーから・・と他覚的に書かれているので、本の厚みで敬遠してしまう子にも読みやすいと思います。
最後は、自分も登場人物の一人になって、オーガスト達と肩を組んで歩いているような気分にさせてくれます。一緒に泣けて、悩んで、感動できる。今後、長く読み継がれるだろうと思える一冊です。