最初に帽子が飛んでいってしまった時は、「もしや『ちびくろさんぼ』のように全部取られてしまうのでは?」と思いましたが、違うのです。このお話はもっと前向き。まこちゃんは自分から、帽子やマフラーを貸してあげるのです。
そして貸してもらった動物たちも、まこちゃん自身も幸せな気分になるのです。きっと、どんどん楽しくなって、まこちゃんの歌もどんどん大きな声になっていったのでしょうね。
動物たちに会う度に、幸せのおすそわけをしたら、最後にみんなから幸せのお返しがやってきます。この繰り返しと最後に全員が集まるところが、子どもにとって嬉しいようですね。
まこちゃんが歌う歌もとっても楽しそう。りすと会う頃には、聞いている子ども達も声を合わせて口ずさむことでしょう。
2、3歳から楽しめるほのぼのとした絵本です。