ハンダがお友達のアケヨのところへフルーツを届けようと出かけますが、そのフルーツがとってもトロピカル。日本ではなじみのないフルーツが盛りだくさんです。
のんびりとしたストーリーと、はっきりした分かりやすい絵で、小さな子から楽しめそう。
ハンダの服装も、かごを頭にのせて歩く様子も異国情緒たっぷりですが、4歳の娘は、そういうものだとすんなり受け入れていました。
まだ外国とか異文化とかの概念はないでしょう。でも、自分たちの習慣と違うことでも、それをおかしいと思わずに、素直にそういうものだと受け入れることができるということに少し感動してしまいました。
小さいうちからたくさんのことに触れさせて、「そういうもの」のストックを増やしてあげることは、将来きっと何かの役に立つんじゃないかな。そして絵本にはその力がある、と改めて思わせてくれた一冊です。