最近息子が何かの本で読んだのか、「江戸前鮨を食べてみたい」と言うのですが、今の江戸前、つまり東京湾で獲れた魚を売ったり食べたりしている人なんているのだろうか・・・?
そんな認識から読み始めました。
私が思っていたように、昭和の中頃までは自然を保護することは二の次で、経済成長のために自然、そして海は犠牲になっていました。
けれど、時代と共に考え方が変わり、環境を改善しようと努力が始まる。
そんな東京湾を見つめ続けている筆者の心が伝わってきました。
現在においても、問題がなくなったとは言えないのかもしれませんが、課題を認識し、努力している人達の姿と、そんな海でも密やかに生きている生き物達の様子が、写真から見て取れ、色々と考えさせられる内容でした。