ちきゅうじょうのあらゆるところで、たくさんのあかんぼうが、うまれて、ないて、ねんねして、うんちして…すくすくと育っている。人間も動物も、親の愛情に包まれて、それぞれの命を生きているんだと、あったかい気持ちになれます。
わが子の赤ちゃんだった頃をしみじみ思い出させてくれ、いとおしさがこみあげました。
「きみがクジラのあかんぼうなら広い海をベットにお母さんとよりそって眠る」「カンガルーならお母さんのおなかのふくろの中でらくちん」など、きみが○○ならば…と動物の赤ちゃんの暮らしがたくさん描かれていて、子どもは空想するとうれしくてたまらなくなります。ネズミのあかんぼうの増え方には目を丸くしてビックリ。動物の生態についての知識が、自然に頭に入る本でもあります。