お父さんの過ちで、魔女から小さくさせられてしまった娘。でも、娘は動物とお話ができるという力を得ます。不思議なお話に心がぐっとひかれました。
小さくなっても、お父さんを責めることなく、素直に育つことができたのは、心の奥底をわかってくれる小さな動物たちがいたからでしょうか。
女の子が魔女のもとにいき、本心を語る場面には、女の子の勇気を感じ、魔女が女の子を本当の大きさに戻す場面では、魔女の力の偉大さを感じました。
それにしても、女の子のお父さんは魔女にあやまったのでしょうか。それが気になります。お父さんが罪を認め、告白する場面まであると、心がすっきりしたのですが、どうも話が完結した気がしなくて…。
カプチーヌがこれまで小さくて経験できなかった、ふつうの人間の生活を満足できるのかそうでないのかも、気になります。続編を読んでみるしかなさそうですね。