綺麗な月夜です。
こぐまは、たぬきからの手紙を受け取りました。
すすき野原でのお月見のお誘いです。
こぐまは、自分で作った歌を持って行くことにしました。
でも、行く途中風に転んでしまって、歌を忘れてしまいました。
こぐまは思います。
「かぜが ぼくのうた とばしちゃったんだ!」
こぐまは、風を探して歩き回りました。
こぐまは、風を探す道々で色々な動物と会います。
そしてその動物たちに事情を話すのですが、面白いことに、みんなすんなり信じて、一緒に探すのです。
幼い子どもの素直に信じる心が、とてもかわいらしい絵本です。
自分の息子の幼いころを思い出して、懐かしくなりました。