こみやゆうさん訳の本を勉強しようと思い手に取った一冊です。
あっという間に話に引き込まれ、理不尽な目に遭うルイージと同じ気分に。
これと同じようなことはなくとも、意地の悪い大人に、現在大人である私も遭遇することがあります。
ルイージ同様にそんな時どうふるまえばいいのか?でもいじわるな人と同じ土俵で戦いたくもない。うまく切り返すって難しい。
でも、ルイージのバイオリンの先生は違います。そのこらしめ方の見事なこと。痛快で、胸がすきました。
読み終わっての、満足感、いや心の満腹感たるや半端ない。ああ良いお話に出会えてよかった、読んでよかったと。
こういうお話に出会えた日はこの上なく幸せな気持ちになります。
テスト期間中の高校生の息子に「この本おもしろかったよ」とつい勧めてしまいました。
最近までバイオリンを習っていた息子とこの本を一緒に楽しめたらなあと思ったからです。
息子に限らず、「なにかおもしろい本ない」と聞いてきた子どもたちにお勧めしたいって思いました。