2歳10ヶ月の息子に読んでやりました。手のことについてとおもったのですが、ちょっと哲学的な部分もありイマイチでした。
まずイラスト。子ども受けする絵ではなく、これもエスニック風なのか、哲学的。かわいらしさよりも、人生の負の部分も表すようなそんな感じ。そして、展開も、「自分では動かせない」のに「自分が動かしている」と手を動かす「意思」があることに触れていて、2歳の子どもにはまだ難しすぎ。その上、手がしうることはいいことだけではなく、犯罪などの負の部分もあることに触れ、ただの「手」のお話ではすまなくなっています。
なによりも、「手」という漢字を使っているところに、まどみちおさんのこだわりを感じました。幼児に読んでやるにはオススメできない本でした。